工作履歴

 <オーディオ趣味の始まり>(18歳から24歳頃まで)

私がオーディオに目覚めたのは18歳ごろ、社会人になってからです。

今から20数年前のことで、当時LUXKITの真空管パワーアンプA2500(6RA8 PP)と金田式プリアンプを製作し、コーラルのFLAT6フルレンジシングルスピーカーで小椋佳や井上陽水などフォークソングを中心に音楽を聞いていました。地方(山口県)から東京に就職し4畳半のアパートで一人暮しだったので音楽とバイクだけが楽しみでした。

私がはじめてアンプ作りに挑戦したのが真空管パワーアンプキットA2500で、NFBが標準の14dBと、低NFBとして6dBの2つの回路が選択できるアンプキットでした。私は標準のNFB14dBで組み立てたのですが、試聴の結果は躍動感のない、押さえられた感じの音で納得のいかないものでした。

そこで試しにNFB6dBに改造してみました。その結果は音質が激変し、躍動感があり音が前に飛び出して来る感じで満足のいく音質となったのです。この音の変化は相当なインパクトがあり、アンプ製作を始めるきっかけとなりました。

■この時期製作したもの

LUXKITの真空管パワーアンプA2500の紹介

金田式プリアンプ:最初の自作アンプで1974年頃つくりました。差動2段シングルエッミターフォロアー出力NF型で、セレクターやバスブースト切り替え等機能を欲張ったので配線が大変でした。

NF−CRタイププリアンプ安井式差動2段エミッターフォロアー無しのユニットアンプを使ったもので、プリント基板をおこして作りました。ガラスエポキシ基板を使ったので穴あけが大変でした。現在はアナログディスクを聴くときだけ使用しています。

ヒースキットIM-48オーディオアナライザーの紹介 

 <オーディオ製作休眠期>(25歳から29歳頃まで)

東京で挫折して地元山口県に自作安井式プリアンプ、LUXKIT真空管パワーアンプA2500、ジョーダンワッツのジャンボ(10cmフルレンジスピーカー)だけを持ち、他の家財道具は処分して帰りました。地元で就職して結婚するまで、会社の寮に同僚と二人で住んでいたため部屋でステレオを聞く環境に無く、音楽はカセットテープに録音してカーステレオで聞いていました。この頃から音楽の好みが小椋佳の青春の世界から、中島みゆきなど女性ボーカルを中心に聞くように変化しました。

<オーディオ製作熱中期>(30歳から36歳頃まで)

■この時期製作したもの

MOS−FETパワーアンプ1986年にラックスキットA2500真空管アンプが古くなってきたので寿命がくる前に新しいアンプを作ろう思い、窪田式終段無帰還MOS−FET 0dBアンプを参考に製作しました。Aクラス15Wx2の出力で2SK134/2SJ49のパラPPとしています。トラブルとしてはアースラインのまちがいによる発振をいきなり起こしました。アンプのアースの基本は電源部ケミコンのアース側配線の中央点をすべてのアースラインの基準点とし、その基準点からシャーシアースを取ることが私の結論です。

このアンプは私としては始めて製作したパワーアンプであり、1992年のMJ無線と実験の自作アンプコンテストに参加させていただいたアンプという事で格別の愛着があります。

安井式コントロールアンプ:1988年頃製作したもので、MJ無線と実験に安井 章氏が1986年10月号に発表されたフラットアンプ回路を参考にして作りました。最初は当時流行り始めたアッテネーターボックスとして製作し、その後安井式フラットアンプを追加してコントロールアンプとして完成しました。

金田式バッテリーパワーアンプ:1988年頃製作したもので、電池を使用するので電源部が無く、ローコストに製作でき音質も良いのでいいと思う。しかし電池交換がわずらわしいのでいつのまにか使わなくなりました。

最初は終段エミッター抵抗無しで製作したのだが、ある日終段トランジスターの2SA627/2SD188が両チャンネル共燃えてしまい、アンプから煙が出て驚きました。

DAコンバーター:ラジオ技術1989年2月号から4月号の別府俊幸氏のデジタルプロセッサ製作記事を読み、自分も製作したくなって作ったものです。当時はLSIが個人では入手が難しく、筆者の別府俊幸氏が希望者に準備するとのことで、希望して購入しました。IVコンバーター部分等多少回路を変更し完成は1992年4月になりました。

2A3シングルパワーアンプMJ無線と実験の自作アンプコンテストの景品でタンゴのXE―20Sシングル出力トランスをいただいたので真空管シングルアンプの音が聞きたくなって製作したもので、現在メインに使用しているアンプです。

19931月に完成したもので、ラジオ技術19857月号で宍戸公一氏が発表された2A3ロフチンホワイトアンプを参考に作りました。2A3シングルで出力は3W程度と小さいが、中音域の充実感が気に入っています。

1993年にはじめての子供が生まれたので、2A3シングルパワーアンプを最後にオーディオ製作は再び休眠期に入ってしまいました。

<パソコン熱中期>(39歳から現在まで)

私がパソコンを始めたのは1994年からで、NECの98ノートPC9801NSR(モノクロ液晶、486SX,16MHz)が15万円程度と、私のこづかいで何とか買えるまでパソコンの価格が下がってきたのでパソコンの学習をしたくなって購入しました。その当時はOSも付属してなくて、MS−DOSがパソコンに必要な事も知りませんでした。

1996年にノートパソコンにパワー不足を感じ、メーカー製品はグレードアップが難しかったり、手を加えようとすると高くついてしまうため、自作DOSV機を製作しました。最初のマシンはペンティアム100MHzでビデオボードはダイヤモンドのEDGE3Dを使用し、ハードディスクは1.2GBというものでした。

この頃からパソコンゲームにはまってしまい、ビデオボードやサウンドにこだわっています。最近は使用していないオーディオ機器をパソコン用に改造したり、ローコストなオーディオ電子工作を始めようと思っています。

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