MOS-FET
GOAパワーアンプ
金田式、バッテリーパワーアンプは1988年頃製作したもので、電源は外付けAC電源を利用しています。現在はパソコン用として、DAコンバーターの上に置いて使用しています。
金田式アンプNo.91のインバーテッドダーリントン仕様で製作し、熱暴走で2SD188/2SA627を燃やしてしまい。新たにエミッターフォロアー仕様でSD218/2SA649と2N3055/MJ2955を左右チャンネルに使用した状態で現在まで使用していました。
2007年9月に右チャンネルからノイズが出るようになり、修理の過程で壊れていない左チャンネルのパワートランジスター2SA649を壊してしまい、代わりの石がないので、MOS-FET 2SK134/2SJ49を使用して修理することにしました。右チャンネルはアイドリング電流が全く流れておらず、クロスオーバー歪みを発生していたようです。
GOAアンプと電源部
電源部はジャンクのRコアトランス13V-0-13Vを使用し±15Vの電源電圧を供給しています。
GOAアンプ内部
オリジナルにはソース抵抗0.47Ωはないのですが、アイドリング電流をチェックしたいのと、以前トランジスターが熱暴走して燃えたのが忘れられず付けています。ケースが小さく放熱器を付けていないため、アイドリング電流は80mAですが、かなり熱くなります。
GOAアンプ回路図
オリジナルのGOAアンプ部はそのままにして、バイアス回路の1S1588とゲート抵抗、パワーFET部分のみ改造して修理しました。
ダイオード2本のバイアス回路は無調整で良く、80mAで安定し熱結合も必要ないためトランジスター回路と比較してかなり楽に製作できます。
コンプリメンタリートランジスターを使用するためには、GOAが必要なので、GOAアンプのメリットは十分あると思います。