ソーラー外灯の製作

<製作のきっかけ> 2000/06/05

最近は太陽電池を利用した道路標識・ソーラー警告灯が多くなってきて、息子がソーラーに興味を持ち、隣家にソーラー外灯(ホームセンターなどにある蛍光灯タイプ)が付いたのを見て、我が家にも付けてくれと言いだしたのでガーデニングの遊び心で作ってみました。

<回路>

太陽電池は模型工作用のエレキット太陽電池L型しか手に入らなかった、1枚1.5V程度の出力電圧で11500円もするため、ニッカド電池2本2.4Vに充電するにはコストも考え3枚4.5Vで設計することにした。

ダイオードは太陽電池への逆流防止に入れています。夜になってCDSセルに光が入らなくなり抵抗値が大きくなるとトランジスター2SA992のベース電圧が0.6Vを超えR3に電流が流れ始め、パワートランジスター2SC1449のバイアス電圧を作り電球が点灯するという仕組みです。微調整は2KΩの半固定抵抗で行い、調整しきれないときはR1またはR2の値を調整します。

電球に並列のLEDは調整用と電球が切れたときのチェック用に点滅タイプをいれています。

<工作>

回路部分のケースは市販の透明プラケースを使い、太陽電池パネルもむき出しなので1mmの透明アクリル板の下にスペーサーを付けてビスで固定し、雨がかかっても大丈夫なようにしています。また太陽電池パネルは可動式の足が付いているので両面テープで各パネルをアクリル板のベースに固定し、プラケースも接着剤とビスで固定し、太陽電池と回路部分は完全スケルトンボディになりました。現在はステンレスの針金で家の軒下のたて樋受け金物に引っ掛けています。

外灯部分は電源コードで離れた所に設置できるようにし、電球は6角形のジャムのビンを逆さまにしてビニールソケットにエポキシ接着剤で固定してビニール被覆鋼管(イレクター)に差し、庭や植木鉢に埋め込んで使っています。

玄関アプローチの外灯部分

太陽電池と回路基板             回路基板部分拡大

<使用しての感想>

この外灯は我が家では午後からの半日程度の日当たりで2時間から3時間程度点灯します。冬は日当たりが悪い家なので30分程度しか光りません。豆電球なのであまり明るくも無く実用性は低いのですが玄関前のアクセントとしての可愛いさはあります。点灯時間を延ばすには単三電池では容量不足のようです。

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