PSメモリーカードインターフェイスの製作
私はプレイステーションとパソコンのePSXeで主にGRAN TURISMO2を楽しんでいます。
プレステとパソコンの両方でセーブデータを共用し、メモリーカードのバックアップをパソコンに保存したくなり、プレステ関係のホームページでメモリーカードキャプターさくらというソフトを知りました。
StarLight
Networkのメモリーカードキャプターさくらのページに同ソフト専用のメモリーカードインターフェイスの製作方法が詳しく解説してあり、簡単な回路なので製作してみました。
<製作>
メモリーカードスロットは不要のFDドライブケーブルの5インチFD用カードエッジコネクタを加工して作りました。
5インチFDコネクタを半分にします。
加工にはコアラスーパーソーという万能ノコを使いました。刃先の巾が狭く精密な加工が出来ます。
作り方はフラットケーブルを押さえているプラスチックを外すと金属端子がフラットケーブルにくっついた状態で外れるので、プラスチックのコネクタ部分を片側の端子穴を残すように半分にします。
後はノコでカットして、中央の切欠き部分はノコで切れ目を入れてラジオペンチで折り取りました。形が出来たら端子穴に金属端子を差し込んで完成です
後ろの押さえが無くそのままでは端子が抜けてしまうので、プラスチックケースに端子一つずつに小さめの穴を開けて穴のふちで押さえています。ケースへの固定は端子穴を利用してビスで固定しました。
上部のコネクタ
プリンターケーブルを使用して接続するのでセントロニクス36ピンのコネクタを購入しました。松本無線パーツで千円でした。ケースは押しピンの入っていたプラスチックケースを利用しています。
背面の配線
メモリーカードスロットとパラレルポートのピンを接続するだけというシンプルな回路です。
電源回路のみダイオード1S1588を1本入れて規定の3.6Vまで降圧させます。
セントロニクス36ピンを使った場合回路図にある25ピンは30ピンに変わります。
<使用しての感想>
完成使用状態
ダイオードによる電圧降下は調整段階ではテスターで測っても正確な電圧はわからず、パラレルケーブルの電源電圧は4.35Vだったのでダイオード1本を入れることにして、実際に動作させてメモリーカードが読み書き可能かどうかテストしてみました。問題なく読み書きとも可能なので正常な動作をしていると判断しました。
ソフトのメモリーカードキャプターさくらはプレステのデータをメモリーカードからePSXeのセーブファイルに上書き保存が可能なので使い勝手は良く、ePSXeのデータもデータコンバートすること無くプレステデータとしてメモリーカードに保存可能です。
すばらしいソフトとメモリーカードインターフェイスの製作方法を公開されているStarLight Networkの管理者 H.Nissieさんに感謝します。
<使用しての問題点>
現在手持ちのメモリー3個の内メモリーキング2個は問題なく読み書き可能なのですが、COEのメモリーはエラーを起こしやすく使用できません。